ChatGPTで入退室管理システムの入退室ログを分析してみた
危機管理室の吉本です。
ISMSの取り組みとして、弊社オフィスでは入退室管理システムで入退室の記録をつけています。そのログを分析する機会があり、ChatGPTとやり取りするだけで簡単にできたのでやってみたことをまとめます。
分析条件
入退室ログの分析により、抜け漏れなく入退室管理システムのログが取れているかを大まかに確認したいです。大まかな条件は下記の通りです。
- 分析対象データ:各種オフィス・ルームの入退室ログ約20ファイル
- ChatGPTのモデル:ChatGPT-4o
- 分析期間:約3か月分
- ファイルの形式:複数
分析方法
複数のログファイルがあるので、それをまず分析のためにChatGPTに渡す必要があります。しかし、通常だと1ファイルずつしかアップロードできないので結構面倒です。なので、複数ファイルのアップロード方法をChatGPTに聞いてみます。
との回答があったので、手っ取り早いZIPファイルとしてまとめてアップロードしました。アップロードしたログファイルから、まずログが取れていない期間がないかを確かめます。下図は土日祝日を除いて入退室ログがない日付を抽出するように指示した結果です。
この後もエンコーディングに問題があるようで少し時間がかかりますが、待っていればちゃんと分析してくれます。
これでログに抜け漏れがないことがわかりました。
夜間のログ分析
おまけですが、夜間の時間帯についても異常なログがないかを確かめてみました。これも指示するだけで分析してくれます。
このように時間指定するだけで分析してくれて、テーブルとしてダウンロードすることも可能です。
まとめ
プログラムを書くことなく、ChatGPTとのやり取りだけでログの分析ができてとても楽でした。この作業をさらに自動化するにはもう少し工夫がいりそうですが、必要になればやってみたいです。